仮想通貨がギャンブルではなく「まともな投資」である理由

Date
2021/04/04
Update
2022/7/30 23:02
Tag
ハック
ここ最近、仮想通貨について勉強をはじめた。
いままで投資の経験がない僕の目で見て知った仮想通貨の世界について。

はじめて仮想通貨を買って気づいたこと

去年から今年にかけて、ビットコインが最高値更新!というニュースをよく聞く。
何やら、昨年は80万円くらいだったのが、今は650万円くらいになっているそうだ。
僕も、そんなニュースを聞くたびに
去年買っておけば…
と、ずっとモヤモヤしていた。
そんななか、断捨離をしていたらちょっとしたお金(数万円程度)が入ったので、はじめてビットコインを買ってみた。
リアルタイムに増えたり減ったりするお金をみてキャッキャとはしゃいでいたのだが、ふと
これですごく儲かるなんてことがあるんだろうか? 数万円入れていて、仮に十倍になったとしても大したことじゃないし、 何十万円、何百万円と買ったら下がるリスクが怖くくて一般人にはとても無理だし… なぜこんなに仮想通貨が流行っているんだろう?みんなギャンブラーなのだろうか?
とぐるぐる考えはじめ、調べていたところ…
「買った仮想通貨の価格が上がる」以外の方法で、お金を増やす方法があることを知った。
しかもそれは、買った仮想通貨ただ持ちつづけるよりもリスクを下げたうえで利益がとれる方法だ。

お金持ちの特権を、個人がもてる

お金持ちにはある特権がある。それは「利子をつけて人にお金を貸す」権利だ。
莫大なお金があるだけで、さらに新たなお金を生むことができる。だから銀行の仕事が成り立っている。
いち個人は、なかなかそういうことはできない。
余っているお金を貸したいと思っても、銀行などの組織に預けるという選択肢しかなく、そうすると預けた個人にかえってくる利益はほとんどない。
かといって、困っている人に直接お金を貸せば、利子はそれなりに取れるかもしれないが、持ち逃げされるリスクがある。そうすると結局、信用できる組織に預けるしかない。
だからみんな株などの投資の勉強をして、少しでも多く手元のお金を増やそうと頑張るのだろう。
仮想通貨の世界では、個人がその「お金貸し」になれるのだ。
仮想通貨は、ブロックチェーンという仕組みで出来ている。
ブロックチェーンによって、誰も管理していないプログラムだけの世界で、不正が起こらないように情報が管理できる。
それを応用して、ブロックチェーンのうえに無人の銀行が建てられている。
「無人」とは、銀行でいう社員(受付や営業やSEなどなど…)が全くいないという意味で、使っている人はもちろんたくさんいる。どこの企業の手も人の手も借りずに営業している、独立して動いている全自動なATMをイメージしてもらえれば。
自分で買った仮想通貨を、
  1. 無人の銀行に預けると、利息がもらえる
  1. 銀行に預けた金額に応じて、あらたに仮想通貨を借りられる
  1. あらたに借りた仮想通貨を、さらに預ける
ということをする。
まず当たり前だが、最初に1.で預けたもともとの仮想通貨は利息がつくので増えていく。
そしてこの1.2.3.すべてが、じつは無人の銀行にとって運営のサポートとなる行動になる。
銀行はお金を貸すために1.をしてもらえると助かるし、手元に溜まったお金を貸し出す先が欲しいので2.をしてもらえると助かるし、3.は1.と同じ理由で助かるから。
すると、無人の銀行はサポートしてもらえたお礼として、預けたり借りたりしてくれた人に、その銀行オリジナルの仮想通貨を発行してくれる。
もらったオリジナル通貨にももちろん仮想通貨としての価値があって、それをそのまま1.を繰り返すように銀行に預け入れてさらに利息とお礼を貰うこともできる。
つまり、ただの個人が「複利貸し」になれる環境が、胴元が誰もおらず、誰にも手数料取られない世界において実現されている。 
そしれこの銀行は誰かに給料を払う必要はなく、プログラムで動いているのでとても利率が高い。
現在、1.2.3.フル稼働させると年利20%とかいく。
これは今がバブルなのでたまたま高いのかもしれないが、普通に考えて人件費などの運用コストが全くかからないので有人の銀行に預けるよりよっぽど良くなるのは当たり前だろう。
これら一連はDeFi(Decentralized Finance)と呼ばれている。
詳細なやり方はかなり難しいし、なにか勧誘をしたいわけではないのでこの場でやり方については細かくは書かない。

堅実な一般人ほど、仮想通貨の勉強をしたほうが良い

ここまで読んでくれた人がいれば、
そもそも仮想通貨自体が値段が下がるリスクがあるんだから、それを預けて増やしたところでもともとの仮想通貨の価値が下がるリスクがあるじゃん
と思っているかもしれない。
だが、仮想通貨のなかにはステーブルコインという、ドルなどの実際の通貨の価値に連動して、大幅に値段上がり下がりしない設計になっているものがある。
実は上で書いた方法は、そういうステーブルコインを預けることによってもできるのだ。
たとえば、ドルの価値と連動している通貨ならウン十万ウン百万買うリスクも取れるし、それを預けているだけでウン十%の利息が得られるなら、普通に貯金をするのとは比べ物にならないくらい堅実かつ効率がいい資産運用ということになる。
僕自身、投資はほぼ未経験なのだが、株などの勉強を今から始めるよりもよっぽど、仮想通貨について勉強するほうが、今一番あたらしく堅実で賢い資産運用の方法が学べそうだと感じている。
すべて自己責任の世界になるが、逆にすべて自己で完結・管理するからこそ他者に中抜きされないし、騙される・利用されることもない。
今後も引き続きこの世界について調べていこうと思う。