【映画レビュー】トゥモロー・ワールド(2006年・109分)★9
Date
2019/02/10
Update
2022/11/28 14:48
Tag
アート
映画
音楽
作品情報
タイトル:トゥモロー・ワールド
公開年:2006年
上映時間:109分
監督:アルフォンソ・キュアロン
あらすじ:
人類に子供が生まれなくなった西暦2027年。何の目的もなく働いていた国家官僚のセオが、ある日突然、何者かによって拉致される。セオを拉致したのはセオの元妻ジュリアンが率いる反政府組織で、世界がひっくり返るような秘密を掴んでいた……。 (Filmarksより)
感想・評価
繁殖能力が無くなった人類の話。
物悲しさと臨場感に溢れた見応えのある作品。
個人的なエピソードとして、この映画に出会った経緯も印象に残っている。
ある日、ビートルズのblackbirdを聴いた時、地球が終わるのを無抵抗にただ待っているような「愁末感」を感じた。
色で例えるなら、セピア色。
その色があまりにも綺麗で、そういう色をした映画を観たくなった。
隕石だ宇宙人だではなく、もっと静かにゆっくりと迫る週末を受け容れる人類、そういうテーマの作品はないかと探し、巡り合った作品。
残念ながらblackbirdは挿入歌ではなかったが、かなりドンピシャの色をしている。
ジャスパーおじいさんの家で、これまた大好きなRadioheadのLife in a Glasshouseがかかっていてこれまた最高。
採点
★9:度々話題にし続けちゃうかも