【映画レビュー】ジョーカー(2019年・122分)★10

Date
2019/10/06
Update
2022/8/12 5:44
Tag
アート
映画★10
音楽

作品情報

タイトル:ジョーカー
公開年:2019年
上映時間:122分
監督:トッド・フィリップス
あらすじ:
「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー。 都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに秘かな好意を抱いている。 笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうともがくアーサーはなぜ、狂気溢れる<悪のカリスマ>ジョーカーに変貌したのか。 (Filmarksより)

感想・評価

  • 初鑑賞(2019.10.06)
病床の母を介護しつつ、自身の心の病とも闘いながら、
コメディアンを夢みて貧しく生きる男が、
悪のカリスマになるまでの顛末を描いた映画。
 
久しぶりに、震えるほどすさまじい作品を映画館で観られた。
 
アメコミヒーローものの世界観は一切なく、
不安定な社会の中なかで追いこまれた1人の男が罪を犯すという、
究極的にはそれだけの、現実的な話。
であるのにもかかわらず、
痛ましい顛末と、それを色塗る演技・映像・音楽…
すべてがとてつもない凄みをはらんでいて、
ジョーカーという男のなかで育まれた“悪”が
どれだけ大きく 色濃いものかが感じとれてしまい、
圧倒される。
 
「タクシードライバー」と「キングオブコメディ
の文脈をふまえたうえでのロバート・デニーロのキャスティングも、芸術的。
すばらしい映画体験だった。
  • 2回目鑑賞(2019.10.19)
最初にみて以来ずっと、この映画について、
一緒にみた友人と議論しつづけていたこの2週間。
この映画のことが頭からはなれず、我慢できなくなり2度目の鑑賞。
 
冗談抜きで、最初から最後まで泣きっぱなしだった。
★9から殿堂入りの★10に格上げ。特別な映画だ。
 
全ての歯車が崩れ落ち、バスルームで覚醒するシーンがあまりにも神々しい。
このシーンから受けたフィーリングは、
いつまでも僕の中の特別なものとしてのこるだろう。
Joaquin Phoenix dancing on “That’s life” of Frank Sinatra! Joker (2019)

採点

★10:別格の思い入れ。殿堂入り。

視聴リンク

採点基準

★10:別格の思い入れ。殿堂入り。
★9:度々話題にし続けちゃうかも
★8:これを切り口に映画の話を振れる
★7:好き。場が映画の話なら話題にする
★6:人に話振られたら「良いよね」と言える(印象深かった何かがある)
★5:可もなく不可もなし
★4:微妙だし記憶に残らなそう
★3:つまらない上に不満
★2:途中で諦めるレベル
★1:嫌い。生理的に受け付けない。